大阪国税局長が会見、脱税に厳正対応

2013/07/24 01:57  日経速報ニュース

 

6月28日付で大阪国税局長に着任した佐川宣寿氏(55)が23日、大阪市内で記者会見し「悪質な租税回避や脱税に厳正に対応することで、初めて納税者の信頼を得ることができる」と述べた。企業グループ内の国際取引への「適正課税」を掲げる移転価格税制を巡っては「企業側ともよく話し合っていきたい」と対話の重要性も指摘した。

 「伝統文化と進取の気風を持ち合わせて魅力的な地域」と話す大阪の勤務は、近畿財務局理財部長以来で14年ぶり。当時はバブル経済崩壊後の金融機関への対応などに追われただけに、梅田や阿倍野の再開発ラッシュには「経済情勢の良さ、明るさを感じる」という。

 「納税者支援は税務行政の基本」と強調。税務相談や租税教育の充実、国税電子申告・納税システム(eTax)を通じた利便性の向上も重視する。座右の銘を尋ねられると「そんな立派なものはないが、平常心で誠実に仕事に取り組んでいきたい」と話した。